シリーズ糖尿病を知る

シリーズ糖尿病を知る(4)『食事療法と運動療法』

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日本糖尿病学会 認定専門医 指導医 

宇都宮東病院副院長   門田 悟

『食事療法と運動療法』

 食事療法と運動療法はI型糖尿病でもII型糖尿病でも治療の基本です。

 まず食事ですが、個々の患者さんの毎日の生活に合わせて1日の摂取カロリーを決め、それを守ってもらっています。実際には、家庭の主婦やデスクワークが主な軽い労作の人は標準体重1kgあたり25~30キロカロリー、立ち仕事、外勤が主な仕事の普通の労作の人は30~35キロカロリー、力仕事が主な重い労作の人は35キロカロリー以上で計算して、医師より指示されます。例えば、標準体重60kgのデスクワークが主の人であれば1500~1800キロカロリーとなりますが、現在の体重が65kgと標準体重をややオーバーしていれば最終的に1600キロカロリー前後の指示をして体重を少し落とすようにします。ちなみに標準体重(kg)は身長(m)×身長(m)×22で計算されます。自分でも一度計算してみるとよいでしょう。更に、高血圧を伴っている人は塩分制限を、また糖尿病腎症を伴っている人は蛋白質制限を加えることがあります。

 運動療法の最も重要な効果はインスリン抵抗性を改善することです。つまり、筋肉、脂肪、肝臓などの細胞でインスリンの効きがよくなり、血糖値も改善してくるのです。歩行であれば1日8千から1万歩が望ましく、また1日2回食後60分前後に、軽く汗をかく程度の早足散歩を 30分間加えると良いでしょう。とにかく毎日根気よく続けることが大切です。


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