高齢福祉部通信

文字の大きさ

お問い合わせ一覧

北斗会広報誌

高齢福祉部通信

【高齢福祉部通信29】「高齢者福祉」と「子育て支援」

2015年4月 6日

 

4月から「子ども 子育て新制度」がスタートした。少子・高齢化が急激に進行する中、次代を担う子どもの数は国の最大の課題となっている。保育所待機児童の解消のため保育所の増設、認定こども園の指定など、女性の「仕事と子育ての両立支援」が最大の視点であろう。北斗会の医療・看護・介護職員の大多数は女性であり、彼女たちに安心して、患者や利用者のために質の高い支援・サービスを提供してもらうためには保育所の整備は必須の要件であり、離退職防止のためにも重要であろう。

医療・介護分野での人材不足は極めて深刻である。安心して子どもを預けることができれば、入職希望者の増加も期待できよう。彼女たちを支えることが、直接・間接的に「高齢者福祉」を支えることとなる。本年度、法人として保育所整備に着手することの意義は大きい。

保育所の課題も大きい。これまで事業所内保育所は「子どもを預かる」という視点の運営や保育内容が主流であった。職員の福利厚生的な要素も大きいが、預ける保護者のニーズも変化しつつある。託児所ではなく「保育所」として位置づければ、国の「保育指針」や自治体の行政指導もあり、設置運営基準の順守も規定されることになる。また、職員の質の向上も問われることになり、リスク管理も伴うであろう。現在の保育所の現状を考えれば、新たに整備することは時代の要請に応えることとなり、北斗会創立30周年の記念すべき事項と言っても過言ではない。地域を支え、支えられる法人理念が一つ具体的に実現する。

新保育所が施設利用者との心の交流の場となることも期待できよう。

高齢福祉部通信

最新の記事

カレンダー

2024年3月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

月別