宇都宮東病院

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2020年1月 4日

新年のご挨拶

2020年を迎え、皆様にご挨拶を申し上げます。

 今年は2025年の課題に向け、本格的に取り組みを強化していく一年となります。日本は「超少子高齢・人口減少社会」に突入します。あと5年で、75歳以上の後期高齢者の人口は、約2200万人まで膨れ上がり、実に全人口の「5人に1人が後期高齢者」というこれまでどの国も経験したことのない超高齢化社会を迎えます。

 医療や介護を必要とする人が急増する一方、若い働き手の人口は減少しています。後期高齢者の生活を支えるには、医療と介護の両方が不可欠です。疾病構造も慢性疾患中心型となり、高齢者を中心に要介護者の大幅な増加が予想されます。

 つまり、「人生100年時代」と言われる現代、いかに健康で幸せな一生を送るためにはどうすれば良いのかということです。

 北斗会では、国の将来ビジョンを視野に入れ、地域の医療関係者の皆様やボランティアの皆様と相互協力のもと、患者様の健康を長期にわたり支えていく体制構築を内外共に進めて参ります。

 昨年はCTの新機種の入れ替えによって、検査時間の短縮、画像鮮明化による診断の能力の向上、ドック・健診業務でのサービス並びに病院受診の患者様への迅速な対応が可能となりました。

 また、次世代を担う医療人の育成を見据えた「ふれあい看護体験」、「こども参観日」などの体験研修の実施、地域の方々とのふれあいを目的とした夏祭りでは94名のボランティアの方にご参加いただき、ご来場者は600名を超え、大盛況のうちに終えることができました。これもひとえに患者様、ご利用者様、地域の皆様、そして北斗会673名の職員、そのご家族様の支えがあってのことと深く感謝致しております。

 医療と介護の基本は人です。北斗会が地域の中で患者様、ご利用者様のために、何ができるかということです。

 今年も新しい人財を常に受け入れ、教育にも力を入れて参ります。法人内の人事交流も図り、垣根のない他職種連携の風土づくりを目指し、様々なプロジェクトに取り組んで参りたいと思います。

 7月には東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。国を挙げての一大イベントです。共に日本を応援しましょう。

 最後になりましたが、新しい一年が皆様方にとって充実したよき年でありますことを祈念致しまして、ご挨拶とさせていただきます。

理事長 藤沼 澄夫