2015年7月
介護福祉機器研究部会「現場体験研修」
2015年7月23日
宇都宮シルバーホームでは、とちぎ医療機器産業振興協議会より依頼があり、「現場体験研修」を行いました。5企業団体の方が6名と県の職員の方が2名、介護福祉機器ものづくり技術の高度化と試作開発を推進するため、7月21日(火)と23日(木)の2日間、現場を見学、体験されました。
是非、福祉現場に役立つ機器が開発されることを願っています。今後も福祉機器の開発事業のお手伝いをしていきたいと思います。
※とちぎ医療機器産業振興協議会における目的の一つとして、医療ニーズと県内ものづくり企業のマッチングを図り、医工連携による製品開発の促進を図っている。
高齢福祉便り(宇都宮版)
【高齢福祉部通信32】シルバーホーム「デイケア」の状況について
2015年7月 8日
在宅の高齢者を対象にリハビリ・入浴・給食・レクなどを提供する「デイケア」の利用状況が好調である。デイサービスとの相違は「リハビリ」を中心に各種のメニューを組み合わせて取り組んであり、これらが利用者や家族の支持を受けていると思う。
しかし、現場の対応は厳しいものがある。朝夕の短い時間帯での送迎は正に戦場のような忙しさであるが、職員のチームワークによって円滑に進められている。雨など天候の悪い時の送迎に気を使っているのが運転士・付き添いなどの介護職員である。彼らの送迎の対応がスムーズであることも利用率向上に寄与していると考えている。
在宅の高齢者の場合は、一般的に外出など社会参加の機会が少ないし、家族状況・介護力の状況によって社会参加の機会は限定されがちである。一人でテレビを見るだけの生活は身体的機能にとどまらず、様々な機能の低下をもたらす。デイケアの狙いは単に身体的な訓練・機能向上だけではなく「こころのリハビリ」の要素も多く含んでいる。
「出かける楽しみ・会える喜び・ふれあう温もり」が可能となる在宅支援の重要なサービスである。一人ひとりの利用者の状況に応じた個別ケアが求められるが、それを追求しつつ集団でしか味合うことのできない場所の設定も考えなければならない。
利用時間が終了し、送りの時の利用者の「満足の笑顔」を願って職員が奮闘している。入所型施設ではなかなか味合えない現場の風景であろう。勿論、交通事故など細心の注意を払って運営している。梅雨が明ければ夏、デイケアの元気さも倍増するかもしれない。
是非一度、宇都宮シルバーホームの「デイケア」を見学に来ていただきたい
高齢福祉部通信