2014年5月

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北斗会広報誌

2014年5月

栄養通信(6月)

2014年5月31日

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レストラン ななつ星食堂

【高齢福祉部通信19】どうする・認知症対策Ⅱ

2014年5月30日

 認知症高齢者の行方不明、約1万人、死亡で発見350人余り。身元不明で特別養護老人ホームで7年間保護、テレビ報道で身元判明。認知症高齢者の徘徊などを巡って連日、マスコミが取り上げている。前回この欄で認知症を取り上げたが、再度「地域で見守る」ことの重要さを指摘したい。認知症の症状は多様であり、一見して「認知症」と判断できるわけではない。しかし、何らかのコミュニケーションを図り、様子を観察すれば気づくことも少なくない。現代社会の他者に対する「無関心さ」「関わりの希薄さ」が行方不明の背景の一つであろうか。


 さらに、認知症に対する周囲の理解の問題もある。認知症は一種の「病い」であり、決して恥ずかしことではない。家族が問題行動があるからと言って、その存在を近隣に伝えないとしたら、発見はより困難となる。家族が勇気をもって「もしもの時の協力」を自治会・町内会・商店街などに依頼し、これらの組織と地域住民が協力して事故などから守るという機運の醸成が必要であろう。栃木県内では「児童虐待防止ネットワーク」が構築され、関係機関・組織に連携や虐待に関する住民の通報も多くなった。また、地域には「子ども110番の家」の看板を掲げた協力体制がある。「シルバー110番の家」があってもよいと思う。


 一人暮らしの高齢者に「孤独死防止」のために、緊急連絡先や医療機関などを記載したメモを入れておく「安心キット」を配布している自治体もあり、先般、某市では徘徊者身元確認用の「ペンダント型」用具を配布した旨の報道があった。もちろんこれらの対策は必要であるが、基本的には地域住民が認知症を正しく理解し「みんなで支える」ことがポイントになると思う。「徘徊発見ネットワーク」の構築が求められよう。

 

高齢福祉部顧問 山田 昇


高齢福祉部通信

かしわもち作り

2014年5月29日

5月17日(土)、通所リハビリテーションにて料理クラブを実施しました。

通所リハビリでは月1回、料理クラブを行い、作ったものをおやつとして召し上がって頂いております。

今月は「かしわもち」を作りました。

白玉粉と上新粉を使い、数名のご利用者に生地をこねて頂き、あんこを人数分に分けて頂きました。生地を蒸し器でふかした後、さらにこねて人数分に分けました。

 

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当日のご利用者全員で、それぞれ生地を広げ、あんこを包み、かしわの葉でくるみました。

 

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それぞれ作ったかしわもちをおやつに召し上がられました。

ご利用者からは「いい体験ができてよかった」、「もちもちでおいしかった」、「またやりたい」と大好評でした。

来月の料理クラブは「おやき」の予定です。おいしく、楽しくできあがるといいな。

 

 

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高齢福祉便り(宇都宮版)

藤見学へ

2014年5月23日

グループホーム宇都宮では5月14日(水)、フジを観に真岡方面へ出掛けました。

白い藤やツツジ、アヤメ、アイリスなど色とりどりの花を見学しました。

池にはスイレンがいくつか花を咲かせていて、「あそこに咲いてるよ!」と指をさし見つけながら楽しみました。

 

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高齢福祉便り(宇都宮版)

シルバー便り5月号

2014年5月20日

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高齢福祉便り(宇都宮版)

ふきの収穫

2014年5月20日

グループホーム宇都宮では、庭にあるふきの収穫をしました。

「このくらいが柔らかくていいんだよ」

「これは水ふきじゃなくて山ふきだ」

と話されながら採っていきました。

収穫したふきは皮むきをして、砂糖と醤油で煮ておやつに美味しくいただきました。

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高齢福祉便り(宇都宮版)

ドライブ

2014年5月19日

二階南棟では、新緑会に行ってきました。5月ということで田植えのシーズンを迎え、ご利用者の方々も車の中で昔の田植えの様子などを懐かしそうに話してくれました。

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高齢福祉便り(高根沢版)

栄養通信(5月)

2014年5月 2日

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レストラン ななつ星食堂

【高齢福祉部通信18】 どうする・認知症対策

2014年5月 1日

 厚生労働省が先般、発表した認知症の患者は約462万人、軽度な「予備軍」は約400万人で計862万人と推計される、としている。認知症はさまざまな問題行動を生じがちで、症状が重くなると家族介護は極めて困難となる。その対応として特別養護老人ホーム・老人保健施設・認知症高齢者グループホームなどの整備を進めているが、十分ではなく約50万人が施設入所待ちとの報道があった。また、某新聞ではその受け皿として「精神病院」が挙げられ、その処遇の現状と課題がルポされていた。

 


 さらに、先日の報道では、家族介護者が目を離した隙に線路内に入り、電車を止めてしまい、その賠償責任を家族に問う裁判の判決が出され、罰金刑が命じられた。認知症の人を在宅で24時間家族が見守ることは不可能に近い。もし徘徊などの問題行動が生じれば、何らかの拘束をせざるを得ないであろう。身体拘束は「高齢者虐待防止法」に基づく「虐待」に当たることとなる。北斗会としてもグループホームをはじめとして認知症高齢者の受け入れを進めているが、設備・職員体制などの問題もあり、十分そのニーズに応えられない状況にある。


 認知症専門の医師をはじめとする支援、特に在宅支援体制は脆弱である。医療・福祉従事者であっても認知症に関する知識や支援方法など十分熟知しているとは言い難い。認知症サポーター養成講座などが開催され、住民の認識も深まりつつあるが、私ども要援護高齢者を支援する職にあるものはよリー層、専門的知識や支援技術の修得が求められる。認知症については、職員研修・職場研修の中で重点的に取り上げなければならないテーマであり、また、本法人の有する施設や相談支援機能を地域に還元する取り組みも重要である。本年度の地域医療・福祉講座の企画の中で考えたいと思う。

 

高齢福祉部顧問 山田 昇

高齢福祉部通信

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