2018年12月
介護技術コンテスト
2018年12月28日
この度介護技術コンテストへ参加してきました。参加職員の時間がなかなか合わない中で、対象の状態を見極めどう対応するのかを考えていくのは、感覚に頼りがちになる普段の業務を見直す機会にもなり、楽しかったです。
お題は二つあり、一つは利用者のモデルも介助者もこちらで用意するため、全体の流れを決める事ができ、介助の流れの正確さを求められる感じでした。一つの寸劇として、演じているようでもあり、かつ自然な対応を見せられるようなバランスが難しいお題でした。
もう一つは利用者モデルを開催者側で用意する形となっており、予め対応を決められないので、発表の場でのアドリブが必要となるお題でした。利用者はどのような動きをして、その際にこちらはどう対応していくのかをケース毎に考えていき、いざという時に動けるような練習をして挑みました。結果的にモデルが上手ではありましたが、普段の経験を用いて都度対応し、お題消化を成し遂げられました。
利用者の情報を読み解く難しさ、人前で発表する難しさと大変な経験ではありましたが、参加職員が協力しあう楽しさがあり、よい充実感を得られたと思います。
高齢福祉便り(宇都宮版)
ミニ体力測定
2018年12月25日
栃木県老人保健施設 第1回職員研修会事例発表会に参加
2018年12月12日
平成30年11月27日(火)、パルティ(とちぎ男女共同参画センター)にて、県内の老人保健施設職員による『事例発表会』が行われました。北斗会からは、宇都宮と高根沢の両シルバーホームから3名の職員が、発表者として参加しました。
高根沢シルバーホームでは、介護係長菊地香織と介護職髙松恵美による「拘縮に対するポジションの工夫」(写真上)、宇都宮シルバーホームでは、管理栄養士田邉知世による「人は食べ物を目で味わっている!?」(写真下)と題し、多くの参加者の前で発表を行うことが出来ました。また、他施設の様々な取り組みを聞くことが出来、有意義な研修会となりました。
施設内でも毎年、各部署による事例発表会を行っています。今後もご利用者の生活の質の向上、職員の資質向上が図れるような取り組みを行っていきたいと思います。
高齢福祉便り(宇都宮版)
いつまでも食事を楽しみたい!「言語聴覚士って?」
2018年12月 5日
はじめまして。作業療法士の木村です。
だんだん寒くなり、これからの季節お鍋やクリスマスケーキ、年越しそば、お餅など、美味しいものが沢山あって楽しみですね。
でも、注意してほしいことは、「誤嚥」や「窒息」です。
「そんなの私には関係ないわ」と思っている方でも
・食べ物が喉につかえそうになったことがある
・食事中や水分を摂った時にむせることが多くなった
・最近大きな声が出なくなった
・微熱が続いている
以上に当てはまる方は注意が必要です。もしかしたら飲み込む力が低下しているサインかもしれません。
当施設では、9月から言語聴覚士がリハビリスタッフの仲間に加わりました。言語聴覚士は食事を美味しく食べたり、言語や認知機能に関するリハビリを行う専門性の高い職種です。仕事内容は多岐にわたりますが、今回は食事に関するお話に絞って紹介します。
食べ物や飲み物、唾液等が気管に入ってしまうことを誤嚥と言い、誤嚥が原因で起こる肺炎を誤嚥性肺炎と言います。年齢と共に飲み込む力が弱くなってしまう上に、個々のご利用者のご病気等も加わり、誤嚥性肺炎を起こしやすくなるため、言語聴覚士はその方に合った方法でリハビリを行っています。リハビリを行うことで、安全に美味しく食事ができ、理学療法士や作業療法士の行う運動療法も頑張れる、というわけですね。
現在は週2回の勤務ですが、今後ニーズに合わせて当施設での勤務日数の増加も検討しています。ご興味のある方、ご質問ある方は些細の事でも構いませんので、当施設までお問合せください。理学療法士、作業療法士も在籍していますので、日常生活動作について、運動についてのご質問も常時受け付けております。お気軽にご相談ください。
美味しいものを安全に食べて、元気に冬を乗り越えましょう!
次の療法士課からのお知らせもお楽しみに。
高齢福祉便り(高根沢版)