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【高齢福祉部通信34】高校への「出前授業」からー福祉人材の養成と確保・地域貢献ー

2015年9月 4日

 

この夏、高校の要請があり2校ほど社会福祉に関する出前授業を実施した。生徒の社会福祉に関する意識はそれほど高くはなく、景気回復の動向によって福祉系の大学・短大・養成校への進学希望は余り伸びていないようであった。


社会福祉に関する生徒のイメージは「車いす・障害者」「貧困・生活保護」「児童虐待・児童福祉」で、次いで「老人・認知症・孤独死」であった。高齢者福祉については年金・医療・介護など連日と言ってよいほど新聞・テレビのマスコミで報道されているが余り認識されていない。推測であるが、現在の生徒は新聞をあまり読んでいないこと、テレビについても社会情勢や社会問題を取り上げた番組を見ていないこと、などがその要因としてありそうである。


寄せられた感想文には授業を聞いて「初めて社会福祉を知った」「高齢者の介護など家族の状況がある程度理解できた」「これから関心を持ちたい」などがあった。ただ将来の社会福祉に関する進路については「保育士・幼稚園教諭」「医療事務」などが多く「社会福祉士」「介護福祉士」などはそう多くはなかった。


ただ、家族で高齢者を介護している家庭、親が介護施設で働いている家庭、兄弟に障害児童がいるなどの生徒は福祉系の希望が高かった。また、ボランティア活動を通して福祉に関心を持った生徒も少なくない。


 現在、施設は中学生の「体験活動」などを受け入れ、学生の実習生も積極的に受け入れているが、今後、夏休みなどを活用して「高校生福祉体験教室・講座」「高齢者に対するボランティア講座」などを開催する必要がある。日常業務で厳しい面もあるが、施設は地域住民への福祉教育の機能を有しており、地域貢献と施設の活性化の視点からも取り組んでいくべきと考える。

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