
高齢福祉便り(宇都宮版)
十三夜
2013年10月17日
十五夜の中秋の名月と呼ぶのに対し、十三夜は「後の月(のちのつき)「豆名月」」「栗名月」ともいいます。
旧暦の毎月13日の夜を「十三夜」と言っていましたが、9月13日(今年は10月17日)の夜は十三夜についで美しい月とされ、宮中では古くから宴を催すなど月を鑑賞する風習がありました。十五夜は中国から伝わったものですが、十三夜は日本固有の風習で、秋の収穫祭の一つではないかと考えられています。
一般に十五夜の月見をしたら、同じ場所で十三夜にもお月見をするものとされていました。十五夜だけ鑑賞するのは、「片月見」と
いって忌まわれていたからです。
すすきや秋の七草を飾ります。団子13個と大豆や栗を中心にした、秋の農作物や果物をお供えします。
春の七草はお粥にしていただきますが、秋の七草は見て楽しみます。
十三夜に飾る団子をご利用者と一緒に作りました。
「よーく捏ねて、まあるく丸めるんだよ」「ゆでる時はグツグツと熱いお湯でゆでないとダメなんだよ」など団子作りのコツをたくさん教えて頂きながら楽しい時間を過ごしました。
ご利用者の生き生きとした表情を見て、こうゆう機会をもっと持ちたいと思いました。
高齢福祉便り(宇都宮版)
十五夜
2013年9月19日
「十五夜」は、中秋の名月を鑑賞する他、これから始まる収穫期を前にして、収穫を感謝する初穂祭としての意味あいがありました。9月頃に収穫される「芋」をお供えすることから「芋の名月」とも呼ばれています。
現在では、満月のように丸い月見団子と魔除けの力があるとされたススキを伴えるのが一般的な「十五夜スタイル」です。
宇都宮シルバーホームでは、9月17日(火)に十五夜のお団子を作りました。
「耳たぶの軟らかさになるまで」と言いながら生地を捏ねていました。お団子を丸める作業では、数人のご利用者が協力して同じ大きさになるように丸めました。周りで見学している方は、「もっと大きい方がいいよ」などアドバイスをしてくれました。
みんなであんこを絡めたお団子を試食しました。「ちょっと硬いけど美味しいわ」と召し上がっていました。
高齢福祉便り(宇都宮版)
